2015年5月4日月曜日

第33回 春の古書大即売会 みやこめっせリポート

『第33回 春の古書大即売会』リポート

 2015年5月3日、京都勧業会館みやこめっせで開催されている「第33回 春の古書大即売会」に、行ってきました。


会場の京都勧業会館「みやこめっせ」
会場入り口はこんな感じ。中の様子は撮影できませんでした。屋内イベントは、天気の心配が要らないのが良いですね。
 会場は結構広く、沢山の古書店が様々な古書や映画のポスター、パンフレットなどを売っていました。根付を売ってる店もありました。
 古本市では、店ごと、あるいはテントごとに精算することが多いですが、ここでは総合レジで一括精算する方式でした。
 外国の方も何人か見かけました。洋書を扱っている店もありましたし、ある人は根付を熱心に見ておられました。
 あと、毎年そうなんですが、同時期に弓道の大会か何かがあるらしく、和弓を持った人を多く見かけました。

今回の戦利品。9冊はまだまだ少ないほうですね。総額は5000円くらい。
SF・ホラー関係は3冊だけ。めぼしい本はすでに持っているので、掘り出し物が中心になってきているので、以前のように文庫を20冊購入したりとかはしなくなりましたね。
 伊藤典夫・責任編集「世界のSF文学総解説」(自由国民社)は、国内外のSF作品のガイドブック的な本。著者の中にはコレクターとしても知られている人が何人かいるので、貴重な図版が多いのも魅力です。
 ハリィ・ハリスンの「殺意の惑星」(ハヤカワ文庫SF)は、あらすじが面白そうだったので購入。いつになったら読めるのかは不明(買ったまま読んでない本が、大量にある為)。
 大瀧啓裕・編「ホラー&ファンタシィ傑作選1」(青心社)は<ウィアード・テイルズ>に掲載された作品を集めたアンソロジー。クラーク・アシュトン・・スミス、ロバート・E・ハワード、ロバート・ブロック、ヘンリィ・カットナーなど往年のホラー・ファンタジー作家の名前が並んでいます。
その他は、歴史物を中心に購入。
「ヨーロッパで最も危険な男」(サンケイ新聞社出版局)は、ナチスドイツの武装SS中佐オットー・スコルツェニーの伝記。
 梅本弘 「雪中の奇跡」(大日本絵画)は1939年に始まったフィンランドとソ連の戦争、いわゆる「冬戦争」についての本。興味はあったのですが、買いそびれていた本。
 森野繁夫「王義之伝論」(白帝社)は書聖王義之の伝記。
 伊原弘「宋代中国を旅する」(NTT出版)は、中世中国の旅を中心に、文化や風俗を解説した本。
 上2冊は、私が中国史好きなので購入しました。
  鈴木一夫・松田忍 他著「戦略・戦術事典」(ナツメ社)は古今東西の戦史について、有名な戦いを取り上げて解説した本。
 小宮豊隆・編「寺田寅彦随筆集」(岩波文庫)はタイトルそのままの本。寺田寅彦は「帝都物語」にも出てきた実在の科学者。これも以前から欲しかった本。

 天気は生憎の曇り空でしたが、 屋内イベントなので問題なく良かったです。先日の四天王寺から連続の古本市で、財布が若干ピンチです。ゴールデンウィークということで、京都は観光客でごった返していました。バスの本数がもっと多ければ便利なのですが……。

 次の古本市は6月、大阪弁天町の「弁天町ORC200古本祭り」ですね。ここも屋内イベントなので、天気の心配は要らないので 多分行くと思います。そのときはまた、リポートします。

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